Google式入試問題に挑戦!

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友達の就活の話で気になったことがあったので、調べていたら、こんな面白そうな問題に出会ったので紹介しておきます!

体は縮んで、密度は元のまんま…わざわざ密度に注目させるのも気になりますね。あと、60秒って指定しているも気になります。僕なりに考えてみました。

一つ目。体が小さくなっただけなので、手は動かせる。だから、ミキサーの刃をとってしまう。

二つ目。別のミキサーの刃が動き出すので自分は助かる。(これは屁理屈笑)

三つ目。これは夢なので目を覚ます(これも屁理屈)

四つ目。大声をあげて他の人に助けを求める。

五つ目。溢れるぐらい水を入れてもらって、泳いで脱出。

とかを考えました。さて、正解はいかに…

Googleの入社試験のことを描いた映画らしい

実際の採用試験では、答えだけ言ってあとは黙っておくだけではダメだそうです。答えを言って、言質を取られないように、ずっと面接官の前で喋り続ける。時々面接官が揚げ足をとってくる、最後は言葉に詰まって諦めたように簡素な返事だけして、面接室を後にする。その部屋にいた時間は、一分がまるで一時間ぐらいに感じられた…そんな光景が目に浮かびます。世間は厳しいものですね。それに比べると医学部の面接は楽なものでした笑。

Google的解答①;5セントコインに体が縮むということは、大雑把に言って、 体が100分の1に縮むことである。ここで、もし体の密度がそのままなら縦×横×高さが全て100分の1になることから、体重は100³分の1になる(100万分の1)。ただし、その体重に対して、筋肉の力は足や腕の断面積に比例することから、100²で済む(1万分の1)。つまり、この問題の条件下では、体が縮んだ時、縮む前の100倍の筋肉量があることになる。だからジャンプして飛び出せば助かる。

なんとまあ、理系的な答えなんでしょう😫。こんなのパッと思いつきません。僕なら確実にGoogleは不採用です。

Google的解答②;体が縮んだら、手の摩擦力を使って、そのままミキサーを登っていけば良い。ミキサーのガラスの表面は、ツルツルのように見えても、実は無数の突起があるものである。虫がガラスに張り付くのと同じ容量で縮んだ人間もガラスに張り付ける。

この解答も、知識が無ければ出ない解答ですよねえ。虫がツルツルの表面に張り付けるのは、手足が特別なのではなくて、ただ単に表面積と体重の問題だってことを知ってないと無理です。

また、Googleの場合、採用の仕方は少し手が込んでいます。面接官の裁量では採用を決められないらしいです。

人間なら誰しも持ってしまう先入観を一切入れないために、面接官は、質問と答えを単に記録するだけだそうです。そして、最低でも4回、最高で7回ほど受験生に面接して、そのやりとりを全て記録して、採用だけを担当する人のところに持っていくそうです。そこでやっと誰を次のGoogle本社での2次面接に呼ぶかを決めます。

さすがGoogleです。お恐れ入りました🙇‍♂️ここまでやってまだ一次面接なんて…

さて、次の問題です。また僕なりに考えてみました。先ほどの例題の解答がかなり理系的だったので、理系っぽく考えてみたいと思います。とんちは効かないようです😥。

平均的なイスの長さは、横35センチ、縦25センチ。座高40センチ、背もたれ50センチとする。スクールバスは、全長7メートル、高さ2.2メートル、車幅2.1メートル、座席数27席とする。また、ゴルフボールの体積は40cm³=40×10⁻⁶m³である。ここで、バスの体積は、32.34m³、イスの体積はおよそ35000×10⁻⁶=3.5×10⁻²となる。バスからイスの体積を引くと、およそ31.5m³となる。このことから、787500個ほど入る。

ってのを考えてみました。さてさて、正解は…

ちなみに、この問題はただの算数ですが、面接官の前ではひっきりなしに自分の論理を捲し立てないとだめだそうです。言葉が詰まっても減点と。きびしい世界です。

Google的解答;バスの体積はおよそ90m³ぐらい。エンジン、イス、吊り革等を除けば、だいたいその半分。ゴルフボールは40〜80cm³。これと、空間充填率がおよそ七割であることを考えると(懐かしい!)、ボールの数は50万個ぐらいになる。

こういうのをフェルミ推論と言うらしいです。フェルミ推論とは、全然検討のつかない問題でも、「ひょっとしたらこの範囲からこの範囲じゃないの?」と検討をつけることなんだそうです。例えば、世界中にどれだけサッカーボールがあるのか、という問いがあるとします。その場合、まず、世界中の人口の70億以上は無いだろうと考えます。次に、子供のおよそ4人に1人ぐらいは持っているだろうとあたりをつけます。そうすると、おおよその限定的な答えが出てきます。このように、全くわからないところからかなり条件を限定していくことをいいます。

今回これを調べてみて、Googleみたいな大企業に入るにはそれなりのアタマが必要なんだなあって切に思いました。日本のチャラい企業もGoogleとかMicrosoftの採用試験をパクっているそうです。そういえば、そんな本をどこかでみたのを思い出しました。

こういうのがまさにグローバル化なんでしょうね。コミュニケーションだけでなく、人の評価方法だっていいものは積極的に取り入れられていく。ということはその分、競争力が高くなってしまって、就職が勝ち取りにくくなっているともいえますが…。

こういう就職難でかつコロナ禍という厳しい時代ですが、僕の同級生の友達にはぜひとも就職を勝ちとってもらいたいものです。

コメント

  1. 大医生 より:

    今回の記事も面白いです🤣

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