最近視聴した映画を紹介します。
「レミーのおいしいレストラン」という2007年に公開された映画です。この頃、私は小学生になりたてで、この作品がCMで流れていたのをうっすら覚えています。
この映画が公開された時は見に行きませんでしたが、Youtubeでこの映画の紹介を見て、興味が湧いたので見てみました。
この映画は、ディズニー映画の中では珍しくプリンセスが出てきません。出てくるのは料理ができないダメ男のリングイニと、ネズミなのに料理が得意なレミーです。
冒頭でレミーは巣の仲間とはぐれ、一人でパリにたどり着きます。そこでレミーの好きだった料理本の著者、グストーの経営していたレストランを見つけ、そこの厨房に入り込み、リングイニと出逢います。
リングイニと協力して、店の評判をあげることに成功したレミー。しかしネズミである自分は、結局主役になれなずもどかしさを感じます。
そしてこの作品にも悪役は存在します。料理評論家のイーゴです。イーゴはグストーの店をかつて批評し、グストーの亡くなる原因を作った張本人です。評判が上がったグストーの店を継いだリングイニに、「もう一度食べにくる」と圧力をかけてきました。
その後、リングイニは店の従業員に、今までの料理はネズミが全部作っていたんだと打ち明けます。従業員にこれからもついてきてもらうように説得しますが、リングイニのこれまでの料理の腕が、結局は自分の実力じゃなかったということや、ネズミが厨房にいるのを許せない、ということから、全従業員が店を離れて行ってしまいます。
その後の展開は、ネタバレになってしまうので書けませんが、ハッピーエンドでした。イーゴはネズミの料理人の腕を認め、自らの批評体制を改めます。
この映画のテーマは、「なりたい自分を実現しよう」ということです。人間のリングイニは自分の実力に見合わない振る舞いをしたため、従業員が離れていきましたが、その後の役職では自分に合っているようでした。
また、ネズミのレミーは料理の腕があってもその腕をネズミ界では認められず、さらに自分がいたことでグストーの店にはネズミがいるという噂が流れ、店を潰してしまいましたが、その後に開店したレストランでは料理人として成功しました。
食事という身近な素材をうまく利用したからこそ、このような普遍的なテーマを上手に描けた作品でしたね。以上、お気に入りのディズニー映画でした!
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