試験前の様子
弊学のCBT、OSCEは、8月19日と8月24日にあって、他大学より早い方である。それに加え、定期試験がその直前にあるし、CBTの勉強だけに全て注げない。
とはいえ、同期の余裕のある子たちは、CBT直前でも西医体に参加したり、キャリアアップに向けて何かしてる子もいた気がする。とまあ、みなさんの過ごし方は様々でした。
僕は基本的に朝から晩まで自習室に張り付いていたのだが、同じような過ごし方をしてそうな人たちが割といた。ただずっと勉強ってだけではなくて、先輩の差し入れがあったり、ラーメン食べにったりそこそこ息抜きも入れていた気がする。みんな意識高めな姿勢だった。IRT500目指そうみたいな雰囲気はけっこうあった。
CBTに注いだ時間など
3月からCBTを意識してQB解いてました。勉強の仕方は何通りかあって、①CBT版のメドリンク動画見る②国試版のメドリンク動画見る③動画見ないでQB進める④(ほぼいないが)レビューブック使う、など。
自分は大学の丸善で見かけたレビューブックで勉強してたが、先輩や同期にはレビューブックは詳しすぎるとのことで、不評だった。自分は紙で勉強進めたい派だから気に入っていたんだけど、レビューブックを人に勧めるのは気が乗らない。ちなみに同期のほとんどは国試版のQアシストを教材にしてた。サブプリントも一緒に覚えている人もちらほらいた。動画は時間かかるので見なかった人が多かったイメージ。
勉強の始めは、vol2の臨床問題から始めて、vol2だけ一周し終わったのがだいたい6月頭ぐらい。2ヶ月弱かかった。また、7月から定期だし、学校も課題をドカドカ出してくるので、6月中にvol1の基礎医学、vol3の公衆衛生まで手を出すのは難しかった。(もし三年からやり直せるなら定期試験ごとにQBも解けるようにしておくのもありかも。2年の時の基礎医学の知識を落とさずにvol1解けるようにしておければ最強)
定期試験中も、CBTの知識が抜けないようにQBやりながら定期対策してる子が多かった。定期試験は、画像診断や周術期がレジュメ多くて大変だった。皮膚科とかもしんどかった。CBTに配慮してか、4年は再試験に行かせる人数は少なかったものの、準備は相変わらず大変だった。
定期試験終わってからは、狂うぐらい自習室に張り付きました。みんなも凄くやってるので狂うぐらいやって普通なんやなーって思います。要領の面で言うと、自分がやってたレビューブックじゃなくて、国試版Qアシスト丸覚えしてる子の方が強かった印象です。
IRTは過去3年間から割り出した医大生の偏差値で、例えばIRT462なら、受験偏差値的に言うと、偏差値46.2となる。ちなみに校内順位は93でした。同期のみんなすごいね!
CBTアドバイス
①オンライン版の病気が見える買った方がいい。効率めっちゃ良くなる
②動画視聴より問題演習重視で。時間ないなら問題解いた方がいい。まずCBT一周終わらせるべき。
③各教科で偏りのないように広く浅く。例えば病名聞かれて、(病気の症状、特異的な特徴、検査、治療)を暗唱できるぐらいにするとベスト。
④自分は問題演習でゴリ押ししたが、QBは一回解いて③にじっくり時間をかけた方が良かったのかも。モントレやるとか色んな選択肢が用意されてるけど、問題解くより教科書丸覚えが強い印象。CBTの問題360問中、QBやモントレで見たことある気がした問題は5〜10問程度。
⑤計画性のある勉強できてればよし。できれば3年生から。
(追記)CBT終わってから友達に聞いた話
結局どう勉強したらいいのかってことなんですけど,IRT600ぐらいならメディックメディアの国試版を覚える,IRT500〜600ぐらいならCBT版だけで対応可能みたいです。あと,公衆衛生はウエイトが低いから時間かけないで,臨床問題を一問も落とさないぐらい覚えて,基礎医学そこそこやればIRT500は超えるとのこと。
ここでポイントなのは,国試版でやってオーバーワークになって全然振るわないよりは,CBT版を完璧にする方がよっぽどいいってこと。CBT版は物足りないし,クエバンの問題やってれば足りないんじゃないかって気になるけど,なんやかんやCBT版だけでIRT500は超えるみたいです。モントレは不要。
OSCEに注いだ時間など
弊学のOSCEは鬼畜で、48人落ちました。OSCEの対策は、普通はCBT終わってから始めるものなのだが、四日程度しかなかった。他大学は1ヶ月程度あるのにも関わらず、短かすぎる。それに落ちすぎ。高校同期のK大学では5人程度しか落ちてないそうだ。
自分も再試験だったのだが、基本的臨床手技(心電図)だダメだったとのことだ。電極を貼る場所を間違えたか、何がしかの配慮ができていなかった、色々思い起こしてみたが、いまいちピンとこない。
手技は録画されているが、見せてもらえることはない。異議申し立ての制度があるものの、申し立てすることすら却下されてしまった。
再試験で受かったから良かったものの、問題ある試験ですね。
以下、弊学OSCEに対する文句です。
まず準備期間が短い。
試験の前日は14階で練習できないため、実質3日程度で仕上げたが、それにもかかわらずオスキー対策ができていたのはむしろよく頑張ったと思う。それと同時に、大学側はとても不親切だとも思った。
次に、オスキーの試験の特質なのかも知れないが、大学ごとに再試験者が全く違うのはどういうことだろうか。他大学が数人なのに対して藤田は48人も落ちたのはさすがに度を越している。
そして、同級生の試験中の手技について話していると明確に合否を分ける内容が見えてこない。例えば、受かっててもできていないところがあったり、落ちて自分がほんとにそこを間違えたと思えない。それに、そもそも異議申し立てという制度がある時点で、試験の公平性を保障できていないようなものではないか。
ほんとに試験が公平ならば、準備期間も同じにして、試験中の自分の録画した手技を見れるようにしてはいいのではないだろうか。それが許されないのは、公平さが担保されていないのが明らかなのを隠したいからなのではないのかと思わず邪推してしまった。
CBT、OSCE終わってからの長期休みについて
8月24日にOSCEが終わってから、再試験などなければ、最大で1ヶ月半も休みがもらえます。OSCEの再試験があれば1ヶ月の休みです。こんな長期休みは滅多にないので、有意義に過ごしたいものです。
自分の場合は、海外(イギリス、ドバイ、台湾)に行ったり愛媛と鹿児島にいる高校同期に会ったり、横浜に行ったりゴルフしたりしました。それでもかなり時間が余るため、もっと予定を詰めれたら詰めておけば良かったと思います。
長期休みになるまで、学校の課題だけで1日の予定が埋まっていたため、それが急になくなった時、何もすることがない1日が正直苦痛なので、例えば趣味があれば趣味で時間を潰したり、余裕があれば旅行に行きまくるのもありなんじゃないかと思います。(バスを使えば愛知〜大阪間は最低で1800円、青春18きっぷを使えば1万円で割と遠くまでいけます)
病院実習始まって感じたこと
メモを取ることが大事。このアイテムがあれば無条件に「やる気ある」認定される。指導医の先生方の気分も良くなります。あと、難しい試問してくる先生でも、こちらから質問などしてみると、良好な関係を構築できる気がします。(クルズスはいつ頃終わりますか?みたいな質問はダメ。ちょっと気分を悪くする先生もいらっしゃいます。「クルズスはだいたい〜時間ぐらいですかね」みたいな聞き方がベスト)
あと、CBTで覚えた知識でも、実際に試問されれば答えられないことは多々あるわけです。CBTで聞かれることと、病院実習中に聞かれることとのギャップが存在するからだと思われます。実習では特に、病気を一言で説明する能力が求められるのです。
病気を一言で説明する能力
指導医「学生さん、アカラシアって病気知ってる?」
学生「あ、症状が〜、治療薬が〜の病気ですね(説明ではない)」
上記のやり取りで学生は病気を説明できてない。
なぜこんなことになってしまうかというと、QBは診断や治療法を聞く問題が多いので覚えるところが偏ってしまうからでしょう。対策としては、Qアシストのテキストを丸暗記することぐらいでしょうか。
最後に、病院実習が始まってまだ数週間しか経ってないわけですけど、これまでの経験上、変な噂とかはすぐ広まっちゃいますし、誰がみてるかわからないですからね、いい子でいましょう。