(※個人情報等は一切含みません。あらかじめご了承ください※)
実習の流れなど
ER(初療)、ICU(重症患者の急性期管理)、GIM (総合内科)に分かれる。ER以外は基本午前で終わりになります。この三つのうちどれかを二週間、他を一週間づつ見学します。自分はICUを選択。ICU→ER→GIM(GIM→ICU→ER,ER→GIM→GIM)
ICUでは朝8時からのカンファレンスで、重症患者などの申し送り、状態、継続中の治療などの報告があり、毎日それに参加する。およそ90〜120分ほどある時もある。次々に症例も変わり、何を言っているか理解できないので正直苦痛だった。この時間に昨日の復習をした。
(1日目)9時集合で、オリエンテーション、静脈ルート確保の準備、バイタル測定の体験。
(1週目)ICU悪性症候群の試問(概念、診断基準とか)
抗精神病薬の急断で起こる。(大症状)・発熱・筋硬直・CK上昇(小症状)・頻脈・血圧異常・意識変容・発汗過多・白血球増多
(治療)ダントロレン、補液、抗パーキンソン薬
敗血症ショックの診断の試問、院内感染菌とか(クロストリジウム陽性桿菌)
qSOFA
①呼吸数≧22/分②GCS<15③収縮期血圧≦100mmHg
GCSの評価が難しい😔
院内感染で注意すること
メチシリン耐性ブドウ球菌MRSA、多剤耐性緑膿菌、バンコマイシン耐性腸球菌、クロストリジウム
多剤耐性菌:カルバペネム系、アミノグリコシド系、ニューキノロン系
非定形型肺炎:マイコプラズマ、クラミジア、レジオネラ、Q熱
体が黄色になる
黄疸、柑皮症(カロテン血症:柑橘類などの過剰摂取により発症)
(2週目)ICU2週目の終わりまでにレポートを完成させる。月曜には一度レポート見せてと言われる。
SaO2(動脈血酸素飽和度):動脈血液ガス分析により得られる
SpO2(経皮的酸素飽和度):パルシキシメーターで経皮的に得られる→簡便
ETCO2とは、呼気終末期「換気を行えているか」を評価する指標。
・救急の鉄則(ABCDEアプローチ)
・ショックの4分類+α
循環血液量減少性ショック、閉塞性・拘束性ショック、心原性ショック、血液分布異常性ショック
・気管挿管の適応
MOVES
不明熱,貧血,電解質異常について説明できる
不明熱定義:三週間以上持続(ウイルス,細菌,がん,膠原病)
貧血の鑑別:大球性貧血(vitB12欠乏,内因子欠乏),正球性貧血(骨髄線維症,骨髄異形成,鎌状赤血球,再生不良性貧血,出血,自己免疫性貧血),小球性貧血(鉄欠乏性,サラセミア)
電解質異常:高カリウム血症(テント状T波,R波消える。不整脈→グルコン酸ナトリウム入れて細胞膜安定化,GI療法,利尿薬,最終手段は透析)低カリウム血症(高,等,低張性を考える。徐脈になる。SIADが代表的)
輸血のライン:RB<7
(3週目)ER。8時15分集合,4時45分解散。救急車は30分に一回〜10分に一回のペースで来る。毎日患者さんのプレゼンをする(準備で調べたり聞いたりで2時間はかかると思うでもあっという間)。心電図,静脈ルート,バイタル把握などの手技をさせてもらえる。自分からいかないとずっと立ってるだけになる。前日はしっかり寝ないと持たないと思った方がいい。
・右腎静脈短く左腎静脈長い
・スタンフォードA型;心タンポナーデ,ST上昇型心筋梗塞(STEMI),大動脈弁閉鎖不全症(AR)を合併
悪性症候群,食道癌,右半身不随意運動(ミオクローヌス),高血糖高浸透圧症候群(HHS)
DKAはインスリンの絶対的な欠乏,HHSは糖尿病の既往歴ないとき
洗剤誤飲,意識障害,敗血症ショック,小脳出血
洗剤飲んだ場合は牛乳,胃洗浄は禁忌。異常反射(バビンスキー),グリセオール(頭蓋内圧下げる),敗血症ショック;warm shock→Nad入れよう,肝硬変の人が低血圧の時,いきなりブドウ糖入れるとvit B1足りないからウェルニッケになる。肝硬変はMarphy徴候,
腹痛,嘔吐,末梢性嘔吐
便秘、脳卒中、CPR(Cardiopulmonary Resuscitation)
この週は岩田先生のクルズス.リーダーとは何かについて.学生には優しくした方がいいと言っていたから,救急は学生にそこまで厳しくせんやろなあって思った.
(4週目)GIM.回診だけで終わり.午前のみ.
壊死性筋膜炎(人喰いバクテリア:A群β溶連菌)
7D(院内の発熱)
Drug(薬剤熱)Device(デバイス)DVT(深部静脈血栓症)Decubitus(褥瘡)CD(偽膜性腸炎)CPPD(偽痛風)Debris(胆泥)
人工呼吸中の鎮痛のミダゾラムはせん妄リスクあり.スティーブンジョーンズ症候群は発疹10%以下だが,TENは30%以上.ばち指は薬ゆびの左右の爪合わせてダイヤモンドできるかどうかで確認できる←シャムロス徴候(Schamroth’s
sign)
最終日;岩田先生のクルズス.諮問ではなく,総括みたいな話.以下内容.
ER;いろんな主訴見る.弊学のは特に忙しいとこ.ABCDEアプローチ.
ICU;全身管理.循環栄養呼吸とかの生きる基本的なことやるとこ.
GIM;時間かけて診察するとこ.
あとは学生さんは腐らないで頑張ってほしいみたいなこと言われて解散
月一定期対策
学校指定のclinical keyというサイトで勉強すると、大変やりづらいと思い、medlinkのセット問題にしました。
だいたい210問程度。一周するのに40時間かかった.量多くて大変.二周目で7時間くらいになった.当日の朝含めトータルで三周した.ICU→ER→GIMの順番だったので,最終週がゆるくて助かった.そういう意味でICU選択おすすめ.
ポリクリの心得
現段階での自分なりの心得をまとまてみた.
①できるだけ空気でいること(回診の時に他の先生方に合わせて頭下げるとかも大事.そうしないと目立ちます.)
②スマホは持ち歩いて,質問する時は調べてから質問すること.メモを取ること(変なこと言うと突っ込まれ,引きずられます.少しでも疑問ならワカリマセン一択)
③先生と話す時は,基本聞き手になること(たいてい向こうから話しかけてもらえます.何も話しかけられないのなら,そういうことです.)
④先生が聴診器を持ち出したら,黙って自分も聴診器を構え,そして黙って音を聴かせてもらう仕草をする(聴診器持ってる?って言われます.)
⑤ペンライトは持ち歩くこと
⑥遅刻しないこと(遅れると目立つ)
誰がみてるかわかりませんからね,いい子でいましょう.