自分で入る手術を勝手に決めて入る。自由度高いのかなって思った。
疲れる日はどっと疲れる


手術は,元々のイメージとしては,バシッと切って,パッと終わる印象でした.
実際は,麻酔にかかる時間も長い.1時間半はかかる.
お腹を開ける、と言っても、ドラマのように、何もない皮膚にピーと切るのではなく、マーカーで、どこをどのくらい切るのか、事前に細かく患者さんの皮膚に書いてから切っていたり、そもそも、手術に入るまでの、麻酔だったり、患者さんの体位を調整したり、、といった準備にすごく時間がかかります。(30分〜1時間)
そして、たった3cmほどの腫瘤を取り除くのに、その前に、周りの組織を剥がしたり、血管を焼いたり、余計なものを傷つけないようにするために、何時間もかかったりします。
後,縫合がしんどい.術
後の処置は学生も大事な労働資源です.
内科みたいに教えてくれるわけではないので、自分で調べるしかないですね.
学習内容
胆嚢切除
イレウス
膵頭十二指腸切除術
この三つが多かったかなー、
論文検索のめんどくささ
指導医の先生から論文検索の仕方を教わりました。
まず,図書館に行って,医療雑誌の中から必要なトピックを引っ張ってきて,コピーする.
または,pabmedでIMP五以上で過去5年以内のものを探す.
というものでしたが,この作業がとんでもなくめんどくさかった.
まず目当ての論文が少なかったから,条件を変えて探す必要があったし、全部英語だから翻訳文で見ないといけないし.
パワポ発表後に質問された内容
・術後胆汁瘻おこってしまったが、これを防ぐには?なんの処置したらいい?
・胆汁瘻起こった原因なんだと思う?
・非十二指腸乳頭部癌を遠位胆管癌で論文検索はナンセンスだと思うか
論文の内容に出てくるような話は質問になかった印象
デキるお医者さん
今回,消化器外科を見学している中で,手術が「ものすごくデキる」先生がいらっしゃいました.手術はとにかく1秒でも早くすることを大事にされてました.
ガッツがあって,自分らしく生きることに全力を注ぐのを大事にされているんだと思います.
↑人の性格を四つに分けた分類方法です.

判断テストもあるので興味のある人は是非

うーん,自分の武器はなんだろ.
注目型
注目型の人は、情熱、すなわち自分の熱意が何より大事なタイプ。人から注目されたい、認められたい、 頼られたいという欲求が基本的に強い人が分類されます。このため目立ちたがりの甘えん坊、 人情もろくておせっかいな人が多いです。
無視やないがしろにされる事を最も苦痛と感じるため、自分がのけ者となることや、 かげ口を言われると腹をたててしまいます。 ムードメーカで、そこにいるだけで、場が華やぐ人が多いのもこのタイプの傾向です。面倒見がよく、 つきあい上手ですが、身近に不機嫌な人がいると、落ち着きません。 会話が途切れないように気を使うことが多く、パーティなどでも参加者が楽しめているかついつい気になってしまいます。
また、認められたいと思うあまり、成功の可能性の低い依頼を断り切れずに引き受けて、評価を下げることも多いです。
うーん,そうなのか??当たらずしも遠からず.日本人気質ってことにしとこうか.
先生同士の人間関係も見えてくる実習でした.
留学生と話しました

「イタリアの医学部の事情」
「日本人は神を信じるか?」
「戦争についてどう思う?」
「日本人の人間性・恋愛事情について」
「天皇家について」
とか話したと思います。留学生のJ君はよく喋ってくれるので
接しやすかったです。(時々一人の時間が欲しくなるほど一緒にいたがるぐらい)
人間誰でも,自分のことや自分の国のことについて興味持ってもらえると嬉しいもんです.
イタリア語の会話集が役に立ちました.
J君がそうだっただけなのか知らないけど,宗教についてよく話題にされました.
英語でなんとか話そうとしても,なかなかしんどいし,喋りながら「変な質問するなあ」って思いました.でも向こうの人にとってはそれがそんな大事なんですかね?
外国医学部の事情
夏に卒業する,アメリカスタイル.日本と同じで,共通試験である,IMAT(International Medical Admission Test=イタリア国立医学部入試)に合格して入学するそうです.ただし,私立はまた別で,大学別試験があるみたい.
面接試験もないそうです.
医学生は,Qアシみたいな動画講義が主流じゃなくて,友達や先生を交えて討論して学習するんや的なこと言ってました.(それはJ君だけかも)
学費は,年間国公立約30万円,私立約300万円と日本より安い!
あと,イタリアでは医学部の男女比では女子が七割みたいです.
万博で心筋シート見てきました

ちっさいなーとは思いましたが、臨床で使えたらものすごい進歩ですね.
脳死の人からわざわざ心臓持って来なくても済むし,バイパスとして足の血管とかいちいち使わなくて済むんですから.
いずれは美容でも使われそうです.