精神科

勉強

前半ポリクリ最後

月曜は午後にカンファレンスと教授回診あってびっしりあるけど、他は午前中までのことが多かった。

病棟2週間、外来見学2週間に分割されてる。

予診取り

外来見学の時間中は、初めて外来に来た人の予診をとったりします。

・主訴は何?・軽快するタイミングは?・以前はどう?・いつから?

とか聞くわけです。

認知症検査の長谷川式とMMSEもとりました。

【認知症学会理事監修】認知症検査の費用はどれくらい?保険適用の有無などを解説|みんなの介護
認知症は現在の医療では治す薬や治療法はありませんが、認知症の症状の進行を遅らせることは可能です。この記事では、薬物療法と非薬物療法をうまく組み合わせて、認知症と上手に付き合っていくためのポイントと、費用について解説していきます。

長谷川式はこういった試験で、僕でもさせて貰えました。

値段調べたら、この紙一枚で800円はするそうです。

高杉

二つの試験をやったから、1600円分の働きしたはずです!

作業療法

患者さんとカードゲームとかDSとかで遊びました。

レクリエーションですね。

普通に楽しかったです。

こんな感じっす
アルコール依存症の説明 | 大分 精神病院 心療内科 うつ病【仲宗根病院】
心の病気についての適切な治療と看護、障がい者の自立・社会参加の支援を行っています。うつ病、認知症の治療からパニック障害、ストレス性障害、統合失調症、不眠症など幅広く対応しております。

うつ病始め精神疾患になると、頭の中に思考が巡りすぎて何も出来なくなるみたいですね。

そういうときにこういった作業です。

人って、時間があるとどうでもいいことをごちゃごちゃ考えるそうで、手を動かすことで考えないようにするってことなんでしょうね。

仏教の修行でも、「掃除に始まり掃除に終わる」って言いますもんね。

精神科の変わった治療を調べてみた

電気を流したりと変な治療をみました。今の薬物療法も、なぜ精神病に効くかは分からず、「効いた例があるから処方してる」ということみたいです。

今昔でどう変わってきたのか調べてみました。

昔の精神疾患治療

古代ギリシャでは、うつ状態のことをメランコリーと表現し、四体液説の「血液」「黄胆汁」「黒胆汁」「粘液」のうち、「黒胆汁」のバランスが崩れることによって憂鬱になると考えられていたそうです。(メランコリーは黒胆汁に由来)

なので、過剰になった「黒胆汁」を排出させるために、熱性の食べ物や薬草を摂取して嘔吐や脱糞などを通して体液バランスを戻そうとしたらしい。

「悩んでないで飯食ってクソして寝ろ!」ってことですね。ある程度的を得てる気もします。

また他にも、精神疾患は悪魔や悪霊が体内にいると考えたため、悪魔から脱出する方法として、頭蓋骨を穴だらけにしたそうです。「扉」を作れば悪魔から解放されると考えたのでしょう。

また、ヒルを使って血を抜いたりしたそうです。(これは意味ないと思う)。

他にもアヘンとかでラリってうつ治療してたそうです。

中世になると統合失調でうつの人は魔女認定されて、火炙りとかになったそうですよ。精神障害が、宗教的な悪であると考えられたそうです。

ネットで色々検索したんですけど、近代以前の精神疾患の歴史は詳しく出てないんですよね。

古代の人にとってそんなに関心がないことだからなのか、そもそもそういった病気が少なかったからなのか。

「うつ病」とか言ってたら生きていけませんもんね。

例えば日本では、厄介者は蔵の中や屋根裏に隠したりして、そこを「厄介部屋」と呼んだりしたそうです。たまに散歩で外に出す程度で。

まあそんな感じで、精神疾患の人たちも、歴史書には残らない程度にひっそりと生きてきたと思います。

今の精神疾患治療

近代になっても治療といえば、いきなり橋の上で落としてみたり(ショック療法)、くくりつけてくるくる回したり(回転療法)といろいろ試したみたいです。

ロボトミー手術という、脳をちょん切る意味不明な治療や、わざとマラリアに感染させて熱でうなさせてみるといった本末転倒な治療もあったそうです。

近代になるにつれ、ひっそりと生きていた精神病患者にも、脚光が当たる出来事がありました。

ナチス政権下での優生思想だそうです。

身体障害者、知的障害、精神障害者は生きる価値がないということで、安楽死させる標的になったそうです。

以来、その反動ということなのか、「社会的弱者に人権を!」という流れになり、精神疾患の患者を治療することにスポットが当たるようになりました。

そして現代の治療へと近いていきます。

電気けいれん療法といって、頭に電気を流す治療です。一見意味不明ですが、どうやら効くらしく、これまでのもっと意味不明な治療よりも安全なため、広く普及しています。弊学でも治療してます。

1950年代にクロルプロマジンっていう麻酔薬が、精神病に効くらしいということで、処方され出しました。抗精神病薬の誕生です。

検証の結果、精神病にはセロトニンが関わっているらしいとのことで、セロトニン阻害のさまざまな薬が開発され、現代につながります。

まだまだ精神病も解明途中ってことですね。

今では精神病は遺伝の問題である、ってこともわかってきてます。

精神科病棟の様子

全体的にスッキリしてました。

物は置いてない方がスッキリしますよね。

自分も、不要なことを考える時は掃除します。

物はない方がいいです。見習います。

幼少期の経験って大事だね

予診でうつ病の方のお話を聞かせていただきました。

不思議なもので、話を聞いているうちに、こちらも惹き込まれるような気がしました。

幼い頃の記憶って、人格形成に大きく影響する気がするんですよね。

フロイトさん曰く、人間の思考には潜在意識というものがあって、これが表面上に出てくる思考の90%を占めるっていうんですよ。

この潜在意識は幼少期に形成されるんだと。

話ててなんとなくそんな気がしました。

センシティブなことなんで詳しく書きませんが、

誰かの幼少期に関わる時は、

ちゃんとしようと思います。

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