8/28、29に卒業試験一回目がありました。就職マッチング試験もある中、大変でしたね。
試験終わって同期にいろいろ聞いたところ、うまくいった人もいかなかった人も様々で、まあうまくいかなかった人は第二回卒業試験に向けて勉強する気満々な感じです。私もそうです。
いくつか振り返っておきます。
早く解くコツ(医学部の勉強は早押しクイズ大会)
いくつか成績のいい人にインタビューして、思ったのは「みんな解くの早い」ってことです。
どういうイメージかというと、クイズ番組とかでロザン宇治原とかが、問題文の冒頭1行目とかで「〇〇!!」って当ててるシーンありますよね、あんな感じです。
僕らはみんなで国家プロジェクトのクイズ大会に参加していて、みんなロザン宇治原を目指してるって感じです。
知識の引き出し方が早いのはそうなんですが、「複雑な思考が必要」ってわけではないので、訓練次第で医学はなんとかなる気がします。
いくつか、早く解くコツ

特異度、感度について:
僕自身この考え方は苦手だったんですが、割と単純です。
特異度高い=バシッとその疾患、感度高い=ふわっとその周辺の疾患が浮かぶって思ってます。なので、特異度高い=確定診断、感度高い=除外診断ってことです。
臨床現場では限られた医療資源でいろいろな診断しなきゃいけないので、感度高い検査(たぶん医療費も人件費もそんなにかからない検査で侵襲性もそんなにないもの)である程度疾患を絞って、最後の手段で特異度高い(医療費も人件費もかかって侵襲性もあるけどどうしてもそれをしなきゃ疾患がわからない)検査を使って医療を行っているからだと思います。
で、成績いい人は感度高いだけの所見とかもしっかり覚えてて、(僕とか特異度高い所見覚えるので精一杯)そう言う人はたぶん医者になってからも感度の高い(医療費も人件費もそんなにかからない検査で侵襲性もそんなにないもの)検査をうまいこと組み合わせて、疾患をズバッと当てて、特異度の高い(医療費も人件費もかかって侵襲性もあるけどどうしてもそれをしなきゃ疾患がわからない)検査を最小限で済ませる医者になるんだろうなって思います。
選択肢の対象になるものはいくつかあると思ってます。
「もっとも考えられる疾患はどれか。」
「もっとも良い治療法はどれか。」
「次にする検査は何か。」
「どのような検査初見、臨床初見が見られるか。原因は何か。合併する疾患は何か(そのための検査は何か)。」など
だいたいこの順でより細かい知識になるので、より難しくなる気がします。難しい問題ほど、疾患をあてることが前提で、その疾患の「より特異度・感度が高い初見=より細かい知識」とかを聞いてると思われます。
早く解ける解き方順に分けてみました。
①特異度の高い所見だけで疾患あてる(確定診断だけ見る、最初の方の感度高い所見をサッとだけ見る)
チャッピーまとめ↓

ところどころ違うの入ってる気がするけど、、(結核とかIGRA検査じゃね?あと膜性腎症の画像所見とか入れて欲しかったなー、still病のフェリチン↑↑も)
まあこんな感じだそうです。
問題文の下の方の特異度高い検査で当てるってのが一個目。この疾患の時はサッサと解ける。
②特異度が高い所見がない疾患(感度の高い疾患をいくつか拾う必要がある。最初の方の長々とした文章を読み飛ばしできない)
→年齢、性別、喫煙歴とか痺れ、疼痛、発熱、運動障害とかふわっとした所見を拾わないとダメ。その分文章を読む時間がかかる。
チャッピーまとめ↓

まあこれだけあるそうです。
こういった疾患のときは試験中に覚悟しないとダメですね、時間がズルズル過ぎてしまいます。
神経の問題とか、特異度高い検査が少ないイメージですねー、パーキンソン症候群の進行性上核麻痺(眼球運動障害とか転倒とかのふわっとした所見が決め手)とか多系統脳萎縮(これも転倒とかのふわっとした症状)とか、ときどき遺伝形式で見抜く問題とかあったので、そういうのは激ムズですね。(筋萎縮の疾患とか)
時間かかるし難しい。覚えるのにも時間かかる。
③(②とまあまあ被るけど)除外診断で解く問題。
→考えられる疾患を潰していくヒントが文章中に散りばめられているので、それらを全部拾わないと正解の疾患に辿り着けない。ヒントの所見も、数値とか薬剤とかストレスとかのふわっとした所見できつめ
数学で言うところの背理法みたいな診断の仕方です。
チャッピーまとめ↓

まあこれだけあるそうです(いやもっとあるやろ!)
まあとにかく、デキる人は特異度の高い検査のある疾患でも、最初の感度が高い検査の文章の羅列で、頭の中でいくつか除外診断を行って、最後の確認で特異度の高い確定診断を見て、自信を持って正解を選ぶことができるってことだと思います。
④消去法(一番解くのに時間がかかる。選択肢の一個一個吟味しないといけない。特異度、感度の高い所見を細かく覚えてれば避けられる解き方)
消去法は一番悪手ですね。試験で一番間違いに誘導されるのは消去法で解くときだと思います。問題文の中ではどれもカスってる疾患だったりするからです。
なるべく消去法で解くことがないように細かいとこまで覚えておきましょうってことです。
以下、総括
で、今の僕の課題は、まず得意度の高い検査と疾患を正確に暗記することかなと思います。たぶん同期のみんなが必ず取れるとこというのは、こういった特異度の高い所見(疾患と検査が一対一対応で解決する)を確実に正解することだと思います。
特異度の高い所見の丸暗記は、卒業や国試のために最低限必要な知識ですね。たぶん。
これからやること(卒試2までに)
卒試2の過去問4年分(1600問)←今回の試験で過去問はやっぱり同じ疾患聞いてるなと確信
国試の過去問三年分(1200問)←卒1終わって国試見たらそのまま画像使ってる問題発見
国試分野別(5561問)←特異度高い所見の典型問題の総復習にちょうどいい
今年の卒試1の問題の解説読み込み(400問)
誰かの授業まとめの復習(まあ最低限でいいかな、最後のひと推し程度な気がする)
あと、卒試2までにOSCEがあるので、なるべく最低限の労力で終わらせたいですね。ここは省エネでしっかり卒2の対策に時間使いたいので。
どれもしっかり5、6周できたら結構いいんじゃないでしょうか。
今のうちにいろいろ終わらせます。
残り50日で国試分野別(5561問)全部解き終わる(現在残り63日で2000問ぐらい)
残り40日で卒2を4年分(1600問)全部解き終わる、今年の卒1ももう一度復習
残り35日で国試を3年分(1600問)←マッチング対策でやってはいたがもう忘れた
あとはしっかり復習って感じ。あんま時間を無駄にはできないですね。
卒試1までにやったこと
卒試1の4年分(1600問)を6周(←分野別まとめがあったので、一科目10分とかで回した。ラスト2週間前に4年分全部解き終わったと思う)
誰かの授業まとめ←結構量があった。毎日復習をしてた割にはあんまりここから出なかった。最後の1、2%のための最終手段的なものなのかな?
なんやかんや授業とかマッチングで時間取られてたのかなって思ってます。
卒1は三割に圧縮なので、卒2で挽回する予定です。卒2でだいたい77%取れれば合格の計算になります。
反省点として、卒試に出るマニアックなところ(ムコール症とかサルコペニア診断基準とかマススクリーニングする疾患の合併症とか)そういうのにばっかり気が向いて、国試に出るような基本的なところがわからなくなったっていうのがあるんですよね(緑膿菌はバンコマイシンに無効とかADA上昇の髄膜炎は結核性髄膜炎とかFancconi症候群の電解質所見とか心不全の治療薬とか、他にもいっぱい)
卒試で何回もでてたなら解けると思いますが、最低限の知識みたいなのも普通に抜けます。
やっぱり国試レベルの知識はずっと維持してないとダメですね。
間髪入れず復習すればどんどん早くなるので、次回もなんとかします。
体調管理について
試験中けっこう頭痛してました。
あと、友達に「目が疲れてる」ってよく言われました。
あとずっと便秘でした。
睡眠は6、7時間はとってたんですけどね。
次の試験もこの調子じゃダメだなーって思ったので、食生活も改善しようと思います。
まず、カフェインを飲み過ぎていて、カフェインがないと頭痛がするようになったんじゃないかと思いますので、しばらくカフェイン断ちします。
水の代わりに緑茶を飲んでたので、カフェインが多過ぎました。

これ買ってみました。これでいつでもお白湯を用意できます。
これからコーヒーの代わりにお白湯を飲もうと思います。
あと食生活ですよねー、明らかに野菜不足の生活だったと思うんですよ。ビタミン不足、食物繊維不足は感じてました。便秘もそれが原因かと。
でも野菜ってめんどくさいんですよね、すぐ腐るし、アオキスーパーは8時までしか営業してないから、足が速い野菜のためにしょっちゅう買いに行くのがめんどくさいし、割と高いし。
なのでビタミンは普通にビタミン剤から摂取することにしました。
で、食物繊維は錠剤から摂取できないので、芋をまとめ買いすることにしました。芋は野菜に比べて腐りにくいですし。(冷凍野菜は中国産ばっかりでなんかヤだからナシ)
芋も米と一緒に炊飯器に入れれば朝には出来上がってますからね。

あとはまあ、便秘改善のお薬を用意しました。
シンプルに「体調悪ければ飯食ってクソして寝ろ!」ってのは正しい考え方だと思います。
思い起こせば、ここに至るまで多くの戦いがあった、、、
いやまあ、卒業試験って響きがけっこう感慨深いんですよね。
まず医学部に入学するまでに多くの試験をこなしてきたわけです。
中学受験で、ある程度の進学校に入学するため受験勉強をして(月一回の大きなテストと週3日の復習テストが小学4年から)、中学高校浪人時代でも数えきれないほど試験をこなしてなんとか医学部に入学して(毎月模試があったし試験の記憶しかない)、医学部でも6年生になるまでに数えきれないほど試験をこなしてきたわけです。
この競争の中で泣く泣く諦めていった人たちも多くいるのも知っていますし、自分も明日は我が身でなんとかここまできた気がします。
ようやく、この試験地獄を「卒業」するための試験ですから、「いよいよ最後かぁ〜」って思いながら勉強してます。
最後はしっかり卒業を決めたいものです。もちろん一発で。
一句詠んで、締めとします。
振り返り
長き学びの
区切り終え
受験の友よ
良き最後を!


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