国宝

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何が国宝かというと、人間国宝って意味です。

ある男が歌舞伎役者として人間国宝を受賞するまでの途中経過

ほとんど男しか出てこない作品です。

「映画を作るのは女性をいかに魅力的に見せるか」だと、映画大好きポンぽさんというアニメで言ってたのを思い出します。

そう、

映画作りにおいて女性の役割は大きいのです。

一方、「国宝」は、歌舞伎役者を主人公にする作風から、どうしても男性の世界が中心の作品になるわけです。

この映画において、女性はあくまでサブキャラだった。

次々と出てきては消え、、そんな感じでした。

で、男性にとって女性とは何かを考えた時に、それは「モテる・モテない」だなと思いました。

今回は主人公が二人なんですけど、この二人を「モテる・モテない」で分類したときにしっくりきました。

モテる主人公

吉沢亮

ひゃーイケメンや!

イケメンはそうですけど、ポイントはそこじゃない。

この人、劇中では女を次々に変えていきます。

やることやってポイです。

それも無責任な子作り、仕事を手伝わせる、浮気、とか平気でします。

そして妻娘も捨てます。

でも女性が次々と自分の意思で吉沢亮の元に寄ってくるから女性に困ることもない。

吉沢亮を応援したい女性たちが集まるわけですから。

そして吉沢亮が自分から恋愛しようとした描写は一切ないです。

あとね、背中に彫りも入っていて、「悪(ワル)」要素もあるわけです。

この男性の魅力を言葉にすると、

芸に一筋・女性に興味ない・悪要素あり・過去に傷がある(ミステリアス要素)・逆風に置かれてる

こんなとこでしょうか。

結局こういうタイプがモテるよなって、今自分で書いてて思いました。

(女性に興味ない人ほどモテるって、皮肉なもんですね。モテたいと思う人ほどモテないってことじゃん)

モテてない主人公

横浜流星

僕は彼を「モテない男性」と判断しました。

理由は以下の通りです。

まず、生まれた時から勝ち組のボンボン。吉沢亮が現れるまで順風満帆。守ってくれるものがある。

女が集まるバーやクラブに通い、色恋好き。女性に興味あり。モテたそう。

惰性で歌舞伎をやってる

吉沢亮に売られたケンカに戦わず逃げる。

非常に人間らしく、個人的には親近感の湧く男性ですが、モテないんですよね。

モテないからこそなのか、妻子供を大事にしている描写があります。浮気もしません。

(女性に興味ある人ほどモテないんです。世の中皮肉なもんです。でもそういう人こそ浮気しないと思いますよ。浮気が嫌ならモテない人を選ぶといいと思います。)

この二人が主人公になると

世の理として、モテる男はモテない男を駆逐します。

モテない男もね、駆逐されて一旦逃げますが、復活を遂げます。

そこがいい。

「逃げるが勝ち」ということわざもあります。

「負けたあと」の振る舞いが僕は気に入りました。

一部の天才を除いて、人生には充電期間が必要だと思います。

充電には何年もかかるもんです。

終わりよければ全てよし、を感じました。

最後に

大画面でのお白いを塗った顔のどアップは迫力あります。

顔のどアップは作中で何度もありました。お白い塗った顔なんて普通は見かけないでしょう?

でもお白いを塗った顔だからこそ、ノーメイクの「顔どアップ」よりも違和感なく見れました。

こういうのって、監督の腕ですよね。

口紅、目のくま、白粉の合間に見えるシワなんかも、お白いの新鮮さゆえに受け入れられるわけです。

つまり「歌舞伎を知らない」観客たちにも、「歌舞伎を見てるんだぞ」と何度も刷り込ませたわけです。

歌舞伎を見たことのない私たちにも、歌舞伎を「知った」つもりにさせてくれる作品でした。

そういうのもあって、ヒットしたのかなあ、なんて思いました。

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