後期ポリクリは前期と違って、マイナー科で構成されてて、1週間か2週間のところばかりでしたね。
こう、目まぐるしくいろんなところ回りましたわ。
写真は記念に撮ったポリ室の写真
地域病院(2週間)
豊田地域医療センターに2週間。毎回移動に1時間半はかかる。
http://naoyanagoya.com/2025/10/30/地域医療:豊田地域医療センター/
↑当時のことまとめたのでどうぞ。
医局のやる気がすごいです。医局のカラーってあるんだなぁ、って思いました。
総合診療は、軽めの症状の人たちを総合診療で一気に見てしまおうといっ他感じですかね。
患者さんの年齢層は高めで、高齢医学みたいなもんなのかな、と思いました。
在宅医療に力を入れていて、在宅診療にもついて行きました。
週に2回ほどです。
在宅は、いろんなお家に行けて楽しいのはそうなんですが、こればっかり続けるのは楽しくないなあ、と思いました。正直な感想。
ほとんど移動で時間取られますし、報酬は高いそうなんですが、自分のスキル上がる感じはあるのかな?と思いました。
在宅メインで仕事したくはないかなあ、若いうちは。
放射線科(1週間)
クルズス多かったです。
放射線を使って治療するというのは、見えないものを扱うわけですから、高度な医療です。
放射能治療は、ガンとかが多発転移した患者さんにやるものではなく、ある程度手術で取り除いたあとだったり、もともと小さいガンだったりする症例に対して、ガン細胞にトドメを刺す目的で使うんですよね。温存目的ってやつです。
放射線を使う上で”被曝”ってありますよね?
医療者にとってはこれは大問題で、細胞分裂が盛んな生殖細胞とか甲状腺とかが被曝してしまうと容易にガン化してしまいます。
なので放射線を扱う場所を一般病棟とは切り離していて、地下に放射線治療室がありました。
放射能汚染させないために靴まで別のものを履かされ、しっかり手を洗うよう指導されるという徹底ぶり。(放射能って洗って落ちるもんなんだぁ、って思いました。)
他にも、放射能を含んだ薬を飲み込む治療などがあったりするので、鉛でできた遮蔽物に覆われた薬箱や、至るところに鉛板が置いてありました。
どれもめちゃくちゃ重かったです。
医療被曝で言えば、手術ではX線も用いて骨の位置とかを判断しながら手術したりするんですよね。
つまり手は特に被爆しっぱなしで手術するわけです。
僕も被曝したはずです。鉛の防護服着てても覆えてないところは割とあるので。
あの環境で手術してる人は皮膚癌になる確率は高いだろうなあ、って思いました。
追伸:原子爆弾だと”被爆”、医療だと”被曝”です。
麻酔科(1週間)
レポートが二種類ありました。まあそんな負担じゃないです。
麻酔って、導入の時にしっかり導入すればあとは手術中に血圧が維持できるように見張れば大丈夫なんですね。
術後は”疼痛管理”というプロセスがあり、ペインクリニックという外来もしていました。
藤田は手術件数が全国でも群を抜いて多いみたいなので、先生方忙しそうでしたね。
どんな手術でも麻酔は必須ですからね。
でも麻酔科ってあんまりドラマとかで主人公にならない科じゃないですか。
イメージわかなかったんですよね。
そういえば、「仁」の漫画で麻酔なしで帝王切開した女性の話あったなあ。


あと、小栗旬が藤田にきた時にちょうどICUの麻酔科にいたので見れました。

泌尿器科(2週間)
朝早いんですよねえ、7時集合でした。朝カンファに参加することから1日が始まります。
いくら家が近いとはいえ、朝7時は早すぎでしょう。しんどかったなあ、もう。
医者も辛いですね、朝7時集合をずっと続けられたら体壊しますよ。
泌尿器の手術は、尿路結石を取り除いたり、前立腺癌の人の前立腺取り除いたりでした。
60代ぐらいの患者さん多いですね。
男性なら高確率で前立腺癌になったり尿路結石ができたりするそうなので、自分も怖いです。
男性器に尿道カテーテルを入れるのが上手くなりました。
お医者さんは泌尿器科のことを「ウロ」って表現します。なぜか。
例えば心臓血管外科のことを「カーディオ」とかいう人は誰もいないんですけどね。
眼科(1週間)
眼の手術を何回か見ます。
術野が小さいし繊細な部位なんで、手術中は部屋を暗くして、3Dゴーグルみたいなのつけて、立体画面を見ながら手術します。
手先の細かいこと!
見たことないぐらいほっそい針と糸で縫います。最終日にその糸で縫う体験もしましたが、手がブレブレでとても上手くいきませんでしたね。
あと、手術中は患者は意識があり、手術を直接見てます。
いやあ、どんな気持ちなんですかねえ、
手術を見学する前までは、眼内レンズで視力回復目指そうとちょっと考えてたんですけど、やめました。
他にも、視力検査の機械をたくさん説明してもらいました。
視野を測る機械なんか3000万もするそうで、他にも1000万越えの機械がたくさんありました。
また、白内障の手術を何件も見たので、眼科が発展してなかった頃はどんな感じだったのかなあーって思って調べてみたら、針を使って水晶体を眼球内に押し込んでいたそうですよ。恐ろしい。
ちなみに、目と眼の違いってわかります?
目=まつ毛とか眉毛あたりまで含めた顔のパーツ、眼=眼球のみ。お堅い意味
だそうです。今回初めて知りました。
耳鼻咽頭科(1週間)
外来見学、手術見学とか。眼科と同じく、細かい作業ばっかりでした。
耳鼻科の教授が人間的にも素晴らしくて、若い頃はイケメンだし、こういう人についていきたいよねえ、みたいな話をポリ班の子としてました。
あとは医局がめちゃくちゃオシャレやったなー。
耳鼻科だけに静かな先生が多い印象でした。
細かい作業ばかりなので、集中するんでしょうね。
整形外科(2週間)

整形外科はこの防護服のイメージです。返り血がすごいんで、顔とかに当たらないようにこういう服着ます。
糖尿病とか蜂窩織炎の進行とかで、足が壊死した人の足を切るとかの手術があり、そういった症例は感染するリスク高いじゃないですか、だからこれを着るんです。
体の骨をいじるのって、かなり腕力がいる作業なんですよね。手術に参加して足を持ったんですが、ハードでした。
あと、X線で骨の位置を確認しながらの作業になるので、被曝もたくさんします。皮膚癌になるリスクも高そうです。
そんなハードな手術でも、整形外科の先生たちは一日3、4件はこなすんですからすごいですよねーほんと。
外科って力仕事だなーって思いました。

在宅(1週間)
年明けの初実習が在宅医療でしたね。
名古屋港にほど近い、最寄りが柴田駅の大同クリニックというところで実習しました。
学外実習って、あらかじめ電話で挨拶したり、道がわからないから遠回りしてしまったり、けっこう大変なんですよねえ、
自宅から車で50分ぐらいの距離でした。

1日目は午後のみでしたが、他は朝8時半集合、5時解散でしたね。ちゃんとみっちりあります。
午前三件、午後四件とかの流れが多かったかな。カルテ記載、バイタルサイン測定などやりました。
在宅医療を行う家庭は、病院での治療を断念して最後は家で看取りたいという患者さんが多いです。
なので訪問時には患者さんはぐったりしていることが多いです。家族が看病している場合、家族さんにも挨拶して家に上がります。
正直、この実習が一番しんどかったですねー。移動時間がほとんどですし。在宅医療だけ毎日やるのはちょっとなあ、やるなら2週間に一度ぐらいでいいです。
あと、柴田駅周辺なんですが、風俗店が多く、カタギじゃない人も多かった印象でした。まあ名古屋港ですからね、そんなもんか。
リハビリ科(1週間)
藤田のリハビリ科はけっこう規模が大きく、単純に病院の規模が大きい以外にも、藤田リハビリ科の影響力圏も相当広いみたいです。
ここの病院も藤田リハビリ科の傘下、みたいな感じで。
足がなくなったり麻痺で動けなくてもリハビリで上手いこと生活できるみたいですね。
藤田が開発してる家庭用ロボットみたいですが、なんか可愛くないっすか?
岡崎(1週間)

岡崎は記事にしました。
岡崎に1週間泊まったんですが、観光客気分で行きましたからね、楽しみました。
脳外科(1週間)
手術見学一回でした。
レポートも手書きで嬉しい。
他、特にやることはなかった。
皮膚科(1週間)
外来見学三日間と、手術見学1日、回診2回でした。
外来見学はずっと座ってるだけなのでやはり大変やなあ、
皮膚はいろんなアレルギーが関係してたり、検査が多かったりとすぐ忘れる内容なんで、勉強しとかなあかんな、と思いました。
皮膚科の先生は、イメージどうり女性が多かったですね。
諮問もありましたがまあなんとかなりました。
回診の時、病気で悪くなった皮膚を見てると「うわぁ」って思いますねやっぱ。
びっくりするぐらい顔色悪い患者さんだっています。
そういうのを顔に出さず仕事できる先生はエラいなやっぱ。
選択科(腫瘍内科)(1週間)
外来見学がメイン。予診とかICもやらされました。ICは初めて。
こんな説明でええんかなあと内心もらいながらも同意のサインをもらいます。藤田を信用してくれてるんでしょうね。
動物にガンができるは、生物の適応進化の過程で生まれた副産物だ、みたいなクルズスを聞いて、まあその話が面白かったかなあ、
腫瘍内科に来る人は乳がんがけっこう多かった。
腫瘍内科で化学療法を受けてガンのコントロールをしてから手術に踏み切ります。
外来でその化学療法の説明をするのが実習内容でした。
最後に
ポリクリを通して医者の仕事を見ていて、いろんな患者さんと接するんだなあ、って思いました。
同時に、医者もバックヤードでなんやかんや言ってます。
そういうもんです。
例えば、喫煙をなん度もお願いしてるのに一向に禁煙してくれない患者さんには長く付き合うほどうんざりするものです。
医者は人を救うという使命があるのは確かですが、使命感だけでは人は動きません。
医者というのは職業の一環なんだなと実感しました。
聖職者である必要はないのです。
それでも患者さんの前ではそれなりにポーカーフェイスでいることとも大事です。
あと、医者が過労で倒れる話はちょいちょいあります。
そりゃしんどいわ、っていうエピソードも何度か耳にしました。
働き出したら、何かあっても、自分でそれなりに充電できる方法を身につけておく必要がありそうです。

