
ここは地元では行列のできるラーメン屋として名が知られており、お昼の時は長い行列ができるラーメン屋です。
客は、男性のみならず、子連れの親子、女性のみでも来られていて、ラーメンにしては、幅広い客層を集客できていることがわかります。
また、店内では、ほうれん草のことを「草①」として表現しており、クセの強さを窺わせます。

また、不衛生な店内もご紹介しましょう。
ダンボールで補強された天井、何年も磨いてないであろう、油でギトギトに黒ずんだ調理場の床、汚れをずっと落としてないであろう大鍋、そこら辺にゴキブリやネズミを発見できるのも、すぐに叶いそうです。
厨房の床下には蜘蛛の巣も張っており、「汚れより味で勝負だ」とでも言いたげな、頑固なお店の意気込みを感じます。
このように、私のような愛好家にとっては、こういった不衛生な店内こそ、「味」として頭の中でうまく調理できてしまうのだから、幸せですね。

また、肥えたオジさんの咀嚼音や、せわしない厨房からの掛け声などが、汚れの目立つ店内に響きわたり、心地の良いBGMとして、麺の質を上げていきます。
自分もまた、この一期一会の空間を作り上げる一員として、麺を啜るのです。
皆で奏でるこの不潔さも含め、ラーメンの味なのです。
ラーメンこそ、我が国のソウルフードなり。
私もまた、ラーメンの味方です。味だけに。
世の中が豊かになり、より清潔になろうとする圧にも負けず、この不潔な良さをわかる我々でいつまでも楽しみ続けたいものです。


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